水頭症のシャント術後の母の様子・その4 どんどん回復。

病院までは、1歳半の息子を連れて往復3時間の道のり。途中ぐずられることもあるし、都会を通り過ぎる頃は満員電車だし、帰ってきたらすぐに仕事が待ってるし、正直に行ってお見舞いに行くのは本当にしんどい。

だけど、水頭症のシャント術を受けてリハビリ病院に戻ってからの母の様子は、会うごとにまた何か一つ、新しいことができるようになっていて私は驚き、そのたびに、やっぱり多少無理してでも来てよかったなと思うのだった。

なんと先日は、麻痺のある右手でお箸を持って食事をしていたのだ!

わ!お母さん、お箸、使ってるやん!!

病院に着いた早々、みなさんが昼食タイムの中、びっくりしすぎて大きな声を出してしまったが、そんな私の大声よりも、母は、孫に会えてうれしそうに笑った。周りのおばぁちゃん連中が1歳半の息子を見て可愛い可愛いとはしゃぎだしたのを、自慢げな顔をして、「私の孫よ」と、ちょっとだけふんぞり返ったように思う(笑)

その後、病院の広々リビングで息子を遊ばせながら、特になんてことのない話をして(というか失語なのでわからないが)母と二人でやんちゃ盛りの息子が暴れて病院の物を壊したりしないように見守った。

「おばぁちゃんのところにおいで!」と私が声をかけると息子は一生懸命駆けてきて、両手を広げてソファに座るおばぁちゃんにダイブした。感動しすぎた母は、11キロもある息子を両手で抱えて抱っこして、自分の膝の上に乗せた。居心地の悪かった息子はすぐにイヤイヤと降りてしまったけれど、私も、周りにいた職員の方たちも、「抱っこできたね!!」と、驚いた。

遠いし、仕事もあるので、いつも見舞いに来ても1時間ほどしかいられない。この日もすぐに帰りのバスの時間が迫ってきた。母もリハビリの時間だ。

建物の下まで見送りに来てくれた母に、「次に会えるのは、来週の月曜日。外泊だから、お母さんが会いに来てね。待ってるからね。」と言った。それを聞いた母は、うんうん頷いて、名残惜しそうに、「ほな、明日な。」と言った。「明日じゃないよ。来週の月曜日やからね。じゃぁね。ばいばい。またね。」バスの中から息子と一緒に手を振る。母も職員さんに付き添われながら、ずっと「ばいばい」と繰り返して手を振ってくれていた。

早く、一緒に暮らしたいなぁ。

そう思った。

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