映画「ドアーズ」あらすじと作品情報
こないだのお休みで、「トップガン マーヴェリック」を観たことをSNSで投稿したところ、フォロワーさんから、マーヴェリックのライバルを演じていたヴァル・キルマー主演の映画「ドアーズ」を勧められたので、早速観ることにしました。
ロックバンド「ザ・ドアーズ」の伝説と、そのカリスマ的リーダー、ジム・モリソンの破天荒な人生を描いた本作。
観る前は、音楽や時代背景についての知識が少なかった私ですが、その衝撃的なストーリーとヴァル・キルマーの圧巻の演技に圧倒されました!
映画「ドアーズ」あらすじ
「ドアーズ」は、1960年代から1970年代初頭にかけて活躍したロックバンド「ザ・ドアーズ」の軌跡と、その中心人物ジム・モリソンの光と影を描いた伝記映画。
幼少期に自動車事故を目撃したジムが、芸術家としての道を歩み始め、やがてロックシーンのトップスターとなるも、アルコールや薬物に溺れていく様子が描かれます。
映画を通して、ジムの内面の葛藤や、時代に影響された激動の人生が見事に表現されています。
映画「ドアーズ」作品情報
タイトル: ドアーズ (The Doors)
公開年: 1991年
監督: オリバー・ストーン
主演: ヴァル・キルマー (ジム・モリソン役)
ジャンル: 音楽 / ドラマ / 伝記
音楽: ザ・ドアーズ (劇中でバンドの楽曲を多数使用)
映画『ドアーズ』感想:時代に飲み込まれた魂の叫び
映画『ドアーズ』を観て、ジム・モリソンという一人の天才と時代の狂気を深く感じました。この映画は、1960年代の混沌を背景に、ロックバンド「ドアーズ」のボーカル、ジムの破天荒な人生を描いています。観終わった後も、彼の言葉や行動が心に残り続ける作品でした。
冒頭の衝撃:少年ジムが見たもの
映画の冒頭、1949年のメキシコでジムが少年時代に目撃した自動車事故のシーンが印象的でした。事故現場にいた老人(酋長?)の姿は、その後も随所に登場します。死や魂の存在を暗示しているようで、観ている側も「何を伝えたいのか?」と考えさせられました。
1960年代:混沌の時代
ジムの言葉「けんかやセックスをしたくなる時代。ベトナムはすぐそこ」というセリフが、この時代を象徴しています。1960年代は、ベトナム戦争やカウンターカルチャーが大きな影響を与えた時代でした。自由と反抗の熱気が若者たちを突き動かし、ジムのようなカリスマがその中心にいたのです。
ジムの恋人パメラ:ファッションと切ない愛
1965年のベニス・ビーチで、メグ・ライアン演じるパメラが初めて登場するシーンに心を奪われてしまいました💖
彼女のピンクのロングタイト、小さな犬、おへそを出したスタイルがとても可愛らしく、時代の空気を感じさせます。
パメラ(パム)はジムの恋人になりますが、私は女性として彼女に感情移入してしまい、「こんなダメ男に惚れるなんて!どこが好きなの?」と思わずにはいられませんでした。ごめん😢
それでも、最後まで彼のそばを離れない姿が切なくて・・・。
ジムの破天荒な生き方
ジムの言葉や行動は常に衝撃的。
「僕は神様のわるふざけ」や、
「生は苦しい。死で苦は終わる」
といった発言に彼の複雑な内面が見え隠れします。
映画の終盤、浮気相手の妊娠に対して(僕たちの間に生まれてくる子は)「モンスターだ」と言い放つ場面は、彼の破天荒な人格を象徴しているようでした。
ムッときたわ~・・・😡
酒と薬物、そして終焉
成功を手に入れたジムですが、酒と薬物に溺れる自滅の道を進んでいきます。
子どもたちのパーティーで呟いた「まったく奇妙な人生だ」というセリフには、彼の人生をどこか冷静に振り返る悲哀が感じられました。
そして、27歳という若さでパリで亡くなったジム。
そんなに若かったのかぁ・・・・😢
愛するパメラも3年後に亡くなるという悲劇的な結末は、心に重く響きました。悲しい。
ヴァル・キルマーの怪演
この映画で特筆すべきは、ヴァル・キルマーの圧倒的な演技です。
ジムの独特な魅力と破滅的な性格を完璧に演じ切っていて、まるで本人がスクリーン上で蘇ったような感覚を覚えました。
彼の怪演が、ジムの狂気と天才性を鮮やかに描き出しています。
ちょっと怖いくらいです。
まとめ:時代と魂を映し出す傑作
『ドアーズ』は、ジム・モリソンという人物を描いただけでなく、1960年代という特異な時代の光と影を映し出した作品でした。
ジムの生き方は混沌の時代そのものであり、観ている側に多くの問いを投げかけてきます。
ヴァル・キルマーの熱演も相まって、魂を揺さぶられる映画でした。
見ていて胸が苦しくなる、生きにくそうで悲しくなる、もっと自由にのびのびと生きていける時代だったらと思わずにいられない、切ない人生でした。
「ドアーズ」はU-NEXTで観ました
映画「ドアーズ」は、ロックバンドの伝説やカリスマの人生を描いた傑作。ヴァル・キルマーの圧巻の演技と、ザ・ドアーズの楽曲が融合した本作は、一度観たら忘れられません!
私が今回この作品を観たのは、U-NEXT。最新の映画から名作、さらにはドラマやアニメまで幅広いラインナップが揃っていて、31日間の無料トライアル期間もあるので気軽に試せます。
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