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『イクサガミ 地』原作感想|物語が一気に動き出す第2巻を読んで【ネタバレあり】

『イクサガミ 地』原作感想|物語が一気に動き出す第2巻を読んで【ネタバレあり】 海外ドラマ・映画・読書レビュー
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【ネタバレあり】『イクサガミ 地』原作感想|強さの先にある“喪失”が、あまりに重い

Netflixドラマ『イクサガミ』にどっぷり浸かったまま、
原作2冊目となる 『地』 を読み終えました。

イクサガミ「地」読了

まだ2巻。
なのに、もう何度も胸を掴まれて、
ページをめくる手が止まりそうになる場面がいくつもありました。

この記事は、
原作2巻『地』のネタバレを含む感想です。
未読の方はご注意ください。

原作『地』は、戦いの“重さ”が一段階上がる

『天』が「覚悟の物語」だとしたら、
『地』は その覚悟が実際に奪っていくもの を突きつけてくる巻でした。

強い。
速い。
勝てるかもしれない。

でも、それと引き換えに、
確実に何かが失われていく。

読んでいて、
「これはもう戻れないところまで来ているんだな」
と何度も感じました。

幻刀斎(げんとうさい)の登場が、空気を変える

この巻で登場する 幻刀斎(げんとうさい)

京八流の兄弟妹たちと一戦交えるわけですが、
正直、最初に思ったのはこれでした。

「……あ、これ、勝てないやつだ」

強さの次元が違う。
技量とか経験とか、そういう言葉で片づけられない圧。

それでも、
なんとか戦いからは逃げ切れる。

――でも。

そこで、三助がやられてしまう

この場面、
小説なのに、やけに生々しく頭に浮かんでしまって。

殺される瞬間の空気、
その場に残る後味の悪さ。

ドラマでは生き延びた三助が、
原作ではここで命を落とす。

その違いが、
『地』という巻の残酷さを象徴しているように思いました。

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原作とドラマの分岐点をはっきり感じた

読んでいて気づいたのは、
この巻の終わり方が ドラマと同じ地点 だということ。

大久保利通の暗殺。

原作でも、ドラマでも、
ここでひとつの区切りがつく。

たぶん、
ドラマのシーズン1は、
原作『地』のこのあたりまでを描いている。

そう思うと、
「まだ原作には描かれていない世界が山ほど残っている」
という事実に、静かにゾクッとしました。

原作にしかいない“強い女”たち

『地』を読んで驚いたのが、
ドラマではまだ登場していないキャラクターたちの存在。

英国人。
そして、強い女性剣士

正直、
「強い女枠は彩八だけだと思ってた」ので、
これは完全に意表を突かれました。

力を持つ女性が、
“特別枠”ではなく、
当たり前に戦場にいる。

原作の世界は、
思っていたよりずっと広くて、容赦がない。

人斬り半次郎という存在の重み

作中に登場する、警察側の異様に強い男――

彼の正体が
「人斬り半次郎」であることが明かされたとき、
物語の空気が一段階冷えた気がしました。

史実に名を残す存在が、
この物語の中で“敵”として立ちはだかる。

しかも最後には、
京八流最強とも言える 四蔵 と激突。

勝てるかどうかじゃない。
「生き残れるのか?」というレベルの戦い。

決着は先延ばしになりますが、
その間に、大久保利通は暗殺されてしまう。

歴史は、待ってくれない。

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小説なのに、息ができない

改めて思いました。

小説って、ただの文字の塊のはずなのに。
なのに『イクサガミ』は、
読者に息をつかせてくれない。

戦いも、死も、選択も、
全部が現実の重さで迫ってくる。

『地』は、
その残酷さを一気に加速させる巻でした。

まだ続く、という事実が救いでもある

もしかしたら原作では「貫地谷無骨」も生きてるかもしれない。

「まだ先がある」
「まだ描かれていない物語がある」

ドラマのシーズン2制作も発表されて、
この先が映像で描かれる未来も見えてきた。

ちー母ちゃん
ちー母ちゃん

原作を読んでいるからこそ、
その続きを待つ時間が、ちょっと怖くて、
でも、ものすごく楽しみです!!


イクサガミ 天地人神セット (講談社文庫) [ 今村 翔吾 ]

イクサガミ原作は、全4巻完結。

▶︎ 1巻『天』の感想はこちら
▶︎ 3巻『人』の感想はこちら
▶︎ 4巻『神』の感想はこちら

noteでは感情全開バージョンの感想記事を書いてます。

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